職場が抱える“超”難題に立ち向かうインクルーシブ・リーダーを科学する!デロイトトーマツコンサルティング社との共同研究

まず次の文章をお読みください。


キャリアの考え方、はたらく動機・意欲、働き方…など、働くにまつわる個人の志向性が急速に多様化している職場で、一人ひとりの違いを認め、強みを引き出し、組織として成果を出す。それが現代のマネジャーに求められる役割である。


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いかがでしょうか?
 
まぁそうだよねぇ、で、それがどうした…?

とお感じの方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、この役割・・・はっきり言って「”超”がつく難題」だと思うのです。

どういうことか。

ただでさえシンドイ状況なのに、加えて、

できるだけ早く成果を出してね!
より革新的なヤツを頼むよ!
あ、あと、基本リモートでよろしく!
 
という無理難題なご要望?がそこに加わるわけです・・・苦笑。
この仕事の難易度レベル、スーパーマン級じゃないですか!?

でも、特にオーバーに語っているわけではなく、これが、今多くの職場上司が相対しているリアルな状況だと思います。

この難局を、従来のマネジメントの思考様式・行動様式で果たして本当に乗り切れるのだろうか。現場上司のマネジメント行動やリーダーシップに対する考え方を根本からゴリっとアンラーニングしていく必要があるのではないか。

そんな問題意識を抱えていたところ、デロイトトーマツコンサルティング合同会社のみなさんとご縁をいただき、これまで約1年にわたり、共同研究をご一緒してきました。

私たちの研究課題を一言で述べると、

メンバーの多様性を包摂しつつ確かな成果を出す”インクルーシブ・リーダー”のマネジメント行動とは一体どのようなものか。

です。

この問いに答えていくために、私たちは、一方で、管理者行動論の知見を参照しながら、他方で、企業に赴き、現場の敏腕マネジャーにヒアリングをさせていただきました(ご協力いただいた企業さまには心から感謝です!)。

途中、緊急事態宣言などの影響もあり、調査は少々難航しましたが、デロイトのみなさんのご尽力により、このたび定性調査の結果がまとまりました。これから調査の協力企業各社に結果をフィードバックするとともに、定量的な調査に向けて検討をすすめていく予定です。

このプロジェクトは、デロイトトーマツコンサルティング合同会社ヒューマンキャピタル部門の桑原由紀子さま、大熊朋子さま、大森光さま、神尾百恵さまらとの取り組みです。
思いあるみなさまとのプロジェクトでは私自身も学ぶことが多く、毎回、和気藹々と知的に楽しいディスカッションをご一緒させてもらってます。
研究成果がまとまった段階で対外的なリリースも予定しています。今後のプロジェクトの動きにどうぞご期待ください!