近況報告:立教大学に転職して約3ヶ月!

立教大学経営学部での勤務をはじめて、早くも3ヶ月が経とうとしています。(本当に早いっ!)

民間企業から大学機関へのキャリアチェンジは、当初想定していたほど大きな戸惑いを感じることもなく、今のところは忙しくも楽しい毎日をなんとか送ることができています(これはひとえに周りのサポートのおかげです!)。慣れない池袋での勤務生活にも少しずつ慣れてきたところで、いま僕が取り組んでいるプロジェクトのいくつかをご紹介させていただきます。

 

立教大学経営学部での取り組み

▪データアナリティクスラボの立ち上げ
立教経営の掲げるリーダーシップ教育(Business Leadership Program:通称BLP)をさらに価値あるものへと革新させるために、BLP主査 中原先生、コースリーダー 舘野先生・高橋先生、事務局の加藤さん・山口さん・市川さん・司村さん、RAの木村さん、そしてDA(データアシスタント)第1期の牧野さん、山口さん、佐藤さんらとともに、新設組織「データアナリティクスラボ」の立ち上げを行ってます。(ご支援いただいている電通育英会の皆さま、いつもありがとうございます!)

データアナリティクスラボでは、経営学部生の様々な学習データを経年的に縦断調査・分析することで、BLPの学習成果を実証するとともに、授業設計や研究活動に活用することを目指します。さらに、大学教育機関の一教育プログラムという枠を超えた「日本の人材育成・人材輩出プログラム」として、高校関係者や企業人事関係者にも広く知見を発信していくことにもこだわっていきたいと思います。(BLPの取り組みの中には、企業の人材育成の現場にも応用できるナレッジがたくさんあることをここ数ヶ月で強く実感しています!)

秋以降、DAを中心に対外的な発信を強化していきますので、お楽しみに!

▪機械学習の習得
最近、ひそかに機械学習を学びはじめてます。毎週ある講座に参加させていただいてます(貴重な機会に感謝です!)。とはいっても、ゼロから学ぶのに講座だけではさすがに厳しいため、最近オンライン学習を併用し、毎朝ちょっとずつ慣れないコードたちと戯れてます。ゼロから新しい知識を吸収するのは楽しい!と堂々と言いたいところですが、はっきり言って辛い・・・。ありがたいことに、自分の周りにはブレーンと呼べる方々(パーソルキャリア鹿内さんやリクルートマネジメントソリューションズ入江さんなど)がいますので、はやくカテキョーの相談に上がらなければ。

 

パーソル総合研究所での取り組み

古巣パーソル総研では、この4月から外部研究員(フェロー)として、いくつかの研究プロジェクトをご一緒させてもらっています。

▪いま関わっている研究プロジェクト
・ミドル・シニア人材の育成・キャリア
・介護職の採用・育成・定着・復職
・日本型雇用慣行の転換シナリオ
・イノベーション人材の選抜・育成
(当初の計画より増えているような気がしてならないのですが…)

週1日はパーソルのオフィスにお邪魔しているせいか、あまり退職したという実感が湧かないのですが、外からみてはじめて気づく「パーソルの良さ」ってあるよなーと最近感じることがあります。この話はまたどこかで整理してお伝えできればと思います。

そういえば、「辞めて気づく、古巣企業のいいところ」を退職者が語る場やコミュニティ(口コミサイトなど)って意外と少ないんですね。退職者の生の声って、その企業への就職を検討している人向けだけでなく、現職の社員にとっても自組織や自分の仕事を違う視点から捉え直す気づきに繋がると思います。場合によっては、退職希望者の組織エンゲージメントを高める効果があったりして(単なる思いつきですが笑)。
転職の一般化や働き方の多様化に伴い、一部の企業の間では、コーポレート・アルムナイ(退職者と企業とのネットワーク組織)の組成に注目が集まっているようですが、退職者の声を現職社員に届けるコミュニケーション・プラットフォームは今後広まっていくんじゃないかなと個人的には期待しています。

 

東京大学大学院での取り組み

大学院での研究活動にも変化がありました。
今春から大学院の研究室を移籍し、学際情報学府 山内祐平研究室のもとで研究活動をしています。

山内祐平 研究室
http://blog.iii.u-tokyo.ac.jp/ylab/

山内研究室では、「新規事業」×「中堅管理職の育成」をテーマに研究を進めています。そう遠くない将来、博士論文としてまとめ上げていきたいと思っています。「そう遠くない将来」に。。

山内研究室には、幼児教育の研究者から私のような社会人を対象にした人材育成の研究者まで、「教育」「学習」にまつわる多様なバックグラウンドを持った研究者が集まっています。個性豊かなメンバーによるディスカッションはいつも新鮮で、刺激的です。
山内研究室での取り組みについても、また改めてお伝えしていければと思います。

以上、簡単な近況報告でした。
上記の取り組みについて、気になることやコラボのご相談などありましたら、ぜひお気軽にご連絡ください!